「この人が好き!」
恋に落ちたのもつかの間、あの人には恋人がいた……。
「恋人がいるならやーめた!」と簡単に諦めてしまえたら、どんなに楽でしょう。
好きな人に恋人がいても、諦められない。
そんな禁断の恋心、どうすればいいのでしょうか?
諦められないのなら、想い続けるしかない
あの人に恋人がいても、好きな気持ちを消すことができない。
それなら想い続けるしかありません。
ただ、ほかの人では本当にダメなのでしょうか?
禁断恋心を抱いたら、まずはあなたの恋心を客観的に見る意識を持つことが大事です。
あの人の好きなところを書き出してみる
あの人のどこを好きなのか書き出してみましょう。大きく分けて、二つの種類に分けられると思います。
ひとつは、「顔が好み」「背が高いところ」など、外見的・表面的な部分の魅力。
もうひとつは、「仕事に一生懸命なところ」「○○という特技があるところ」といった、あの人ならではの能力や魅力。
もし、表面的な魅力の部分がほとんどを占めていたとしたら、一度立ち止まって。
似た外見の人であれば、その人でなくてもいいのかもしれません。
過去の恋愛をふり返ってみる
友人の好きな人を好きになることが多かった、なんていうクセが思い当たりませんか?
恋愛にスリルを求める人に、よく見られるクセです。
もしかしたらあなたは、“あの人に恋人がいるから”好きになっているのかもしれません。
自分の現状を客観的に見つめてみる
同年代の人たちが次々に結婚している。
親友に恋人ができた。
そんな環境が、あなたを取り巻いていませんか?
焦りの気持ちから、「誰でもいいから付き合いたい」と無意識に想い、近くにいたあの人に恋をしている可能性も。
あなたは、どんな状況でもあの人を好きになったでしょうか?
やっぱり本気で好き! 泥沼恋愛にならないためにどうする?
「どう考えてもあの人じゃなきゃダメ!」
そんな自信を持ったなら頑張るしかありません。
ただ、方法を間違えれば、泥沼恋愛になってしまったり、嫌われてしまったりします。
略奪愛だと考えることをやめる
「略奪」という言葉には、あの人と恋人との仲を強引に引き裂くというイメージが付いて回りませんか?
「恋人と別れて、私と付き合って!」
「私のほうが幸せにしてあげられる!」
こんなふうに、グイグイとアピールするのは、まさに「略奪」。
たとえ、相手が恋人と微妙な関係になっているときであってもおすすめしません。
あの人の心に、警戒心や罪悪感が芽生え、結果的にあなたから遠ざかってしまうでしょう。
大事なのは、「相手の意思であなたを選んでもらうようにする」ということです。
結果を求めない
略奪感の強いアピールは控えるべき。ですが、好意が伝わらなければ、あなたを選んでもらうことは難しいですね。
「恋人がいることも知っているけれど、あなたが好き」
この想いは伝えてもいいです。直接的な告白以外にも、好意をほのめかす言葉でもいいでしょう。
ですが、「だから付き合って」というように、その先の展開を求めないこと。
あくまでも、あなたの好意を「知ってもらう」にとどめるのです。
好意が伝わった後は良き理解者ポジションを保持
相手に好意が伝わったら、その後は恋心を態度に出すことはやめましょう。
あの人にも、考える時間、あなたを見つめる時間が必要です。
その間にあなたにできることは、「良き理解者になること」です。
相談にのったり、相手の力や才能を認めてほめたり……。
「こんなに自分のことを見てくれている」
そうに感じたとき、あの人の心は恋人からあなたへ傾くはずです。
恋人のいる人を好きになることは悪いことじゃない
素敵な人には、複数の人が好意を寄せるもの。当然の現象です。
あなたが恋人のいるあの人を好きになったのも、それ自体が悪いことではありません。
好きになるタイミング、出逢ったタイミングの問題。
あの人の目があなたに向くまで「待ち続ける覚悟」が、あなたの禁断片想いの幸福のカギなのです。