日本広しと言えど「日本屈指のパワースポット」と聞いて「あぁ!あそこね!」と思い浮かぶ人の多い場所は意外と少ないものです。
そんな「日本屈指のパワースポット」の1つと言えば、東京都渋谷区の明治神宮にある「清正井(清正の井戸:きよまさのいど)」です。
◆清正井(清正の井戸)とは?
井戸の名前となっている「清正」とは、武将・加藤清正のことを指します。
加藤清正は豊臣秀吉の遠縁と言われていている1人。
「賤ヶ岳の七本槍」として秀吉を支えた後、肥後熊本藩の初代藩主となりました。
そんな加藤清正、実は「築城の名人」や「土木の神様」と呼ばれるほど、城造りや治水事業に秀でた人だったと言われています。
清正井(清正の井戸)のある場所はかつて加藤家の下屋敷があり、加藤清正の息子である忠広が住んでいたとされています。
加藤清正本人が住んでいたとの証拠はないようですが、今でも「清正井(清正の井戸)は清正本人が掘った井戸だ」という言い伝えは残っています。
◆清正井(清正の井戸)からどんなパワーがもらえる?
清正井(清正の井戸)から恩恵を受けた人達から話を聞くと…
「片想いをしている彼との仲が進展しないかなぁと思っていたので、友達と清正井(清正の井戸)に行きました。清正井(清正の井戸)って運気が上がるんだそう。井戸の写真を撮ってスマホの待ち受けにしていたら、彼からデートのお誘いが!」
「彼とケンカをしてしまって上手く仲直りが出来ず…。そんな時に友達にオススメしてもらったのが清正井(清正の井戸)に行って井戸の写真を撮ること。井戸の写真をスマホの待ち受けにしていると運気が上がると言うのです。ホントかな~?と思っていたのですが、1週間もたたないうちに彼から「言いすぎた。ゴメン!」と連絡がありました!清正井(清正の井戸)すご~い!」
などの声が!
これらの声に共通しているのは「清正井(清正の井戸)に行って写真を撮り、それをスマートフォンの待ち受けにして持ち歩くと運気が上がる」という点。なぜ、このようなことが起こるのでしょうか? その理由は、清正井(清正の井戸)の素晴らしさを世に広めた「ある人」の言葉にヒントがありそうです。
◆清正井(清正の井戸)がパワースポットとして有名になった理由とは?
色々と調べてみたところ、清正井(清正の井戸)がパワースポットとして有名になったきっかけは、手相芸人として有名な島田秀平さんがテレビ番組で清正井(清正の井戸)のことを話したところからのようです。
その後、2010年の2月には産経新聞で以下のような紹介がなされています。
広報の福徳さんの話では「行列ができ始めたのは、昨年12月25日から」。前日の24日に放送されたテレビ番組が引き金だった。確認すると、手相芸人の島田秀平さん(32)が番組中、清正井の御利益について力説していたことが分かり、早速本人に話を聞いてみた。 「数年前から、手相を見せていただいた有名人の方たちに『清正井に行くと運気が上がる』と勧めまくっていたんです」 やはり、島田さんがうわさの発信源だった。当の島田さんは、4~5年前に占いの師匠である“原宿の母”から、清正井の“パワーの秘密”を教えられた。何でも、明治神宮は富士山から出た気が流れる“龍脈”上にあるらしく、自然の湧水である清正井には特に気が集まっているそうだ。
清正井がブレークした理由は他にもあった。“待ち受け画面”だ。「清正井の写真を携帯電話の待ち受け画面に…」と広めたのも島田さん本人。「携帯の待ち受け画面は誰でも頻繁に見るところ。そこに清正井の写真があれば、願い事やお参りしたときの気持ちを忘れないはず。そう思ってみんなに勧めてみた」そうだ。「ただ、パワースポットや神社仏閣にお参りするだけではダメで、そうなりたいと願いつつ努力することも大事。願いがかなったと思えるかどうかは、それぞれの気持ち次第です」と、占い師としてのアドバイスを忘れなかった。
(産経新聞 2010年2月)
記事の中にある「龍脈(りゅうみゃく)」とは、大地の気が流れるルートのことを指します。風水ではこの龍脈に流れる気が出るポイント「龍穴(りゅうけつ)」に住むと、その一族は未来に渡って反映すると言われるくらい運気の上昇が見込めるとされているのです。
記事で紹介している話が本当だとすると、清正井(清正の井戸)がパワースポットだと言われる理由が納得できるような気がします。
◆清正井(清正の井戸)の注意点の場所に注意!
清正井(清正の井戸)は明治神宮の中にある「明治神宮御苑」という場所にあります。明治神宮に参拝する時とは異なり、明治神宮御苑に入るには500円ほどの入園料が必要です。
◆関東近郊には他にもパワースポットが!
恋愛・仕事…幸運が欲しいと思っている人はパワースポット巡りをしてみてはいかがでしょうか!