皆さんは連休に遠出をする予定はありますか? 何日も旅行するのは日程的にも予算的にも難しい……ということであれば、1泊でお手軽に縁結びスポットめぐりなどはいかがでしょうか?
今回は「京都一のパワースポット」として有名な出雲大神宮を紹介します。
◆出雲大神宮って?
「丹波国一ノ宮」である出雲大神宮は、京都府亀岡市にあります。亀岡市は約16kmの渓流を2時間ほどで下るスリル満点な舟下り「保津川下り」の出発地点としても有名です。
京都観光の代名詞とも言える「保津川下り」を楽しむ前に出雲大神宮に参拝するというコースにすると、充実した京都観光になりそうですね。
JR嵯峨野線「亀岡駅」で下車し、バスもしくはタクシーで10分ほどいったところに、出雲大神宮はあります。
京都府亀岡市千歳町出雲無番地
●アクセス
【車】京都縦貫自動車道 亀岡ICから約20分
【電車】JR嵯峨野線亀岡駅から「ふるさとバス」で12分(出雲神社前下車)
ご祭神は大国主命(オオクニヌシノミコト)と三穂津姫命(ミホツヒメノミコト)。縁結び・長寿・金運にご利益があるパワースポットです。
◆出雲大社と出雲大神宮ってどんな関係があるの?
「出雲大神宮」と聞くと、「ん? 島根県にある出雲大社のこと?」と思う人も少なくないのではないでしょうか。昔の文献を読むと出雲大社と出雲大神宮に深い関係があることが分かるのですが、詳細は不明です。なぜなら、徒然草には「出雲大社から勧請して(神様を招いて)社を建てた」とあり、丹波国風土記には「出雲大神宮から出雲大社へと神様を移した」とあるからです。
どちらが正しいのかは分かりませんが、「日本随一の恋愛パワースポット」として名高い出雲大社と関係があることだけは確かですので、出雲大神宮のパワーにも期待が持てます。
◆出雲大神宮の正しい参拝方法
(1)本殿に参拝する前に「黒太夫社」へ
手水舎に行ったらすぐに出雲大神宮の本殿に行きたくなるかもしれませんが、それは間違いです。
出雲大神宮では、本殿の手前にある「黒太夫社」で参拝をしてから、本殿に行きます。黒太夫社には氏子の祖先神が祀られているため、出雲大神宮の本殿よりも先に参拝しなければならないのです。
また、黒太夫社は「万事導きの力」を司る神様を祀るパワースポットなので、しっかりお願い事をしておきましょう。
(2)縁結びのパワースポット「夫婦岩」も忘れずに!
恋愛・結婚といった縁結びのご利益を得たいなら、本殿での参拝を終えたら社務所で縁結び守りを購入して、境内でひときわ目立つ御神石「夫婦岩」に行きましょう。
お守りについている赤い紐を夫婦岩に結びながらお祈りすれば、縁結びパワー倍増も期待できそうです。
◆出雲大神宮のパワースポットはどこ?
鳥居をくぐっただけで、普段なにも感じない人でも「あれ? 空気が変わった?」と思えるくらいのエネルギーを感じられる人が多いと言われている出雲大神宮。そんな出雲大神宮に行ったらパワースポット巡りをして、運気を上げましょう!
●パワースポット1:磐座(いわくら)
「京都一のパワースポット」出雲大神宮の中でも一番とされるパワースポットは、本殿裏に本殿の裏にある磐座です。磐座とは、神の鎮座する場所、または、社殿ができる前の斎場だと言われています。「出雲大神宮のパワーの源」といったところでしょうか。
神域なので磐座の近くには行けないのですが、少し離れた場所から見るだけでも磐座の放つパワーを強く感じられるはずです。
●パワースポット2:真名井の水
出雲大神宮には出雲大神宮本殿の裏手にあるご神体山(御陰山)から湧出するご神水「真名井の水」にも触れておきましょう。
日本水質保健研究所の調べによると、「真名井の水」はミネラルがバランスよく含まれている、極めて健康に良い水とのことです。自由に持ち帰ることができるので、出雲大神宮に行く際には水筒やペットボトルを持っていきたいところです。
(なお、神社では煮沸して水を飲むことをすすめています。)
京都で縁結びと言えば、清水寺の一角にある「地主神社(じしゅじんじゃ)」が有名です。
地主神社に参拝しつつ、出雲大神宮にもパワーをもらいに行く……そんな京都観光ができれば、2017年後半の運気も爆上がりしそうですね!
今年は1泊しながらお手軽にパワースポット巡りなんていう休日の過ごし方もアリではないでしょうか。