茨城県つくば市にある筑波山は、昔から「西の富士、東の筑波」と言われるほど多くの人から愛されてきた山です。「紫峰」「筑波嶺」とも呼ばれ、茨城県のシンボルの1つにもなっています。
筑波山と言えば男体山と女体山からなる独特な2つの峰。そんな不思議な形をしているからでしょうか、筑波山は山そのものがご神体という、珍しいパワースポットです。
今回はそんな筑波山のパワースポットについて紹介したいと思います。
◆筑波山に行ったら立ち寄りたい恋愛・結婚・金運・出世運パワースポット
(1)筑波山神社
筑波山の中腹、ケーブルカー「宮脇駅」のすぐ近くに筑波山神社はあります。
筑波山神社は筑波男大神(いざなぎのみこと)と筑波女大神(いざなみのみこと)の夫婦を主神としています。そのため、多くの人は縁結びや夫婦円満を願って参拝しています。
そんな筑波山神社で圧倒的なパワーを放っている場所が「大杉」。幹まわり約9.8m、高さ32m、樹齢800年とも言われている御神木です。
以前は「ご神木に触れてはいけない」とされていたのですが、今は触れることができます。自分の手を通じてご神木の生命力やパワーを感じることで、ヤル気がみなぎってくるはずです。
また、筑波山神社には出世運にご利益があるとされる「出世稲荷(朝日稲荷神)」や金運にゴリ屋があるとされる「白蛇弁天」もありますので、祈願してみてはいかがでしょうか。
(2)男体山・女体山に点在する数々の岩
男体山にも女体山にも、岩にまつわる多くのパワースポットがあります。
「パワースポットに行くには山を登らないといけないのか……」と思ってしまうかもしれませんが、安心して下さい。男体山にはケーブルカーが、女体山にはロープウェイがあるので、歩く距離は最低限に抑えられます。
●男体山にあるパワースポット岩
・大石重ね
筑波山神社で祈祷された小石(願い石)に願い事を書き入れて置ける場所があります。ここに願い石を置くと書いた願いが叶うと言います。
・立身岩
男体山の山頂近くにある神霊石です。親鸞聖人や間宮林蔵といった歴史上の有名人にゆかりがある岩です。金運UPの岩だと言われています。
●女体山にあるパワースポット岩
・ガマ石
女体山から御幸ヶ原方向に少し降りた所に、まるでガマガエルのような岩があります。これが「ガマ石」です。
口の中に石を投げ込むと金運がアップすると言われています。
・大仏岩
大仏のように見える岩は、高さが15mもあるそうです。
・北斗岩
北極星のように決して動かず、天に向かってそびえ立っている岩です。弘法大師が北極星を司る仏様である妙見菩薩を見たという伝説が残されています。
・出船入船
まるで出船と入船が並んでいるように見える岩です。「熊野の鳥居石」と呼ばれたこともありました。
・胎内くぐり
かつての修行場です。岩の上に開いている穴から下へ抜けることで「穢れのない生まれた姿」に立ち返ることができると言われています。
・高天原(たかまがはら)
神様の世界を表す巨大な岩です。岩の上には天照大御神(あまてらすおおみかみ)を祀る「稲村神社」があります。
・弁慶七戻り
頭上の岩が落ちそうなので、かの弁慶が7回も後ずさりしたとされている岩です。かつては「石門」と呼ばれ、天界と俗界を分ける神聖な場だとされていました。
・セキレイ石
岩の上に鶺鴒(せきれい)という鳥が止まって男女の道を教えたという言い伝えが残っています。
◆筑波山の山頂で御朱印もGETしよう!
筑波山神社でも御朱印は頂けるのですが、筑波山に行ったのであれば是非とも男体山・女体山の各山頂にある本殿で御朱印を頂いてみましょう。
御朱印は御神体の分身ですから、パワーを頂くことが出来るかもしれません。
なお、男体山・女体山ともに山頂の本殿には御朱印を授けてくれる人が居ないケースもあるので、筑波山で御朱印もGETしようと思っている人は事前に確認してから筑波山に行くようにしましょう。
「山全体がパワースポット」と言われることもある筑波山。筑波山神社入口までであれば東京から2時間前後で辿りつくことができる「日帰りOKパワースポット」です。
茨城県を代表するパワースポット「筑波山」に山歩きも兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか!