誰にも知られてはいけない“禁断の恋”。
自分と相手の二人だけの秘密の関係は、お互いをより特別に感じるだけでなく、「許されないことをしている」といった背徳感を抱かせます。
その背徳感が刺激となり、より禁断の恋にのめり込んでいくことも……。
禁断の恋~種類はさまざま
最近耳にすることが多くなった“不倫”。
配偶者にバレないように関係を築いていくことにハラハラした緊張感を抱くことで燃え上がるようです。
禁断の恋と聞いたとき、不倫を想像する人も多いでしょう。
また、略奪愛も禁断の恋のひとつ。
恋人がいる人との恋も、周囲に知られないように愛を深め、確かめ合っていくことに刺激を受けることになります。
その他、職場恋愛禁止の場合の仕事仲間との恋や教師と生徒の恋なども、公にできない恋愛ですから、禁断の恋です。
禁断の恋にハマる理由
「イケナイ恋だとわかっていても、ハマってしまう」
禁断の恋に身を焦がす人は、口々にそんなことをいいます。
このように禁断の恋にハマってしまうのには、理由があります。
理由1:禁止されている物事への興味
「●●●してはいけません」といわれると気になってしまうということは、日常でもよくありますね。
幼い子どもの行動に、その心理はよく見られます。
「この箱、開けちゃだめだよ」といわれたとき、開けずに我慢できる子どもは少ないです。
「やってはいけない」と禁止されるものに、人は強い興味を持ってしまうもの。
普段は理性で行動を抑制できますが、一度理性の歯止めがなくなってしまうと、抜け出せなくなってしまうのです。
理由2:スリルと恋の心の高揚は似ている
「吊り橋効果」という言葉を聞いたことがありませんか?
吊り橋を渡るときの恐怖のドキドキを、恋愛のドキドキと脳が勘違いするため、恋成就を願うときに利用できるというものです。
禁断の恋の、「誰にも知られてはいけない関係」は、スリルを感じさせます。
スリルによる心の高揚を、恋愛の高揚と感じることで、「あの人のことがこんなにも好き!」と燃え上がっていくのです。
理由3:幸せな人への嫉妬
結婚をして、幸せそうにしている人を見ると、うらやましく感じます。
その気持ちが嫉妬に変わると、人は強い執着を見せることも。
既婚者との恋愛においては、「配偶者に負けたくない」「配偶者よりも愛されたい」という気持ちが強くなり、ハマってしまいがちです。
理由4:未来への不安
禁断の恋では、「関係がバレたら終わり」という想いを強く感じさせます。
ですから、二人の未来を考えることはかなり怖いこと。
すると、自然に“今”しか見ないようになるでしょう。
「いつかダメになったとき後悔しないために、今を思いっきり楽しまなくちゃ」といった情熱的な恋の燃え上がりによって、禁断の恋にハマってしまいます。
禁断の恋にハマりやすい人とは?
禁断の恋には、ハマりやすい人とそうでない人がいます。
どんな人が、禁断の恋にのめり込みやすいのでしょうか?
あなたは大丈夫? チェックしてみましょう。
□頼られることが好き、または多い。
□自分は頑固だと思う。
□日常生活にストレスを感じている。
□人には秘密にしているが、じつは寂しがり屋だ。
□最近、恋愛とは縁がない。
□趣味がない。
□自分から誘うより、誘われることを待つことが多い。
当てはまる項目が多ければ多いほど、禁断の恋にハマる危険が高いといえますよ。
禁断の恋は苦しい
刺激的な恋は、ドラマや映画、本などで味わう分には楽しいものかもしれません。
ですが、実際は、不安を感じることも多いですし、すべてを失ってしまう危険も秘めているもの。
それに、多くの人を傷つけてしまう可能性もあります。
「禁断愛を楽しもう!」と積極的に近づいていくべきではありません。
ですが、いつ、その道があなたの前に現れるかはわかりません。
「危険な恋には進まないようにしよう」と、気をつけておいたほうが、良いでしょう。