第2回では、30代からの恋愛に必要な意識についてのお話をしました。
第3回目の今回は、もう少し恋愛・結婚に直結する考え方についてお話をしようと思います。
30代になると、途端に意識してしまう“結婚”
最近では、女性も社会に出てバリバリと働くことができるようになってきましたね。
産休や育休の制度がしっかりとしている会社も多くなってきましたから、結婚をしたり妊娠をしたりしても、働き続けることができる時代です。
「いつでも結婚できる」という想いも、昔と思えば強くなっているような気もします。
とはいえ、30歳前後というのは、結婚・出産ラッシュの時期でもあります。
周囲の友人たち、職場の同僚など、取り巻く人たちが次々に家庭を持っていくのです。
そうすると、「私も結婚したいなあ」「子ども、ほしいなあ」「恋人、作らなきゃ」と考えるでしょう。
それまでさほど、恋愛や結婚、出産に意識を向けていなかった人でも、そういった周囲の環境変化によって、意識せざるを得なくなってきます。
結婚への意識が強すぎると、30代からの恋愛はうまくいかない
結婚したい。
そんな想いを持つことは、決して悪いことではありません。
ただ、その気持ちが強すぎることが、恋愛をうまく進めていけない原因になることがあります。
具体的に考えてみましょう。
CASE1：恋人ナシで結婚願望が強い
結婚したいけど、恋人がいない……。作らなきゃ！
そんな意識の強い人は、異性に「近寄るのが怖い」と想わせてしまうタイプとなります。
というのも、「この人と付き合ったら、絶対結婚しなければならなくなる」と感じるからです。
「もし、うまく付き合えなかったら……」
「まだ、結婚なんて考えられないし……」
慎重に進みたいと考える異性や、結婚についてまじめに考えている異性には、結婚願望の強い異性と交際に進むのは、かなり勇気がいることとなります。
「先のことはわからないけれど、好きだから付き合ってみよう」
結婚を意識しすぎず、肩の力の抜けた人こそ、恋愛を始めるチャンスをつかむことができるのです。
CASE2：恋人アリで結婚願望が強い
晴れて恋人ができ、交際を始めたとしましょう。
恋愛願望が強すぎると、「付き合うことイコール結婚決定♪」という気持ちになる場合が多くあります。
すると、恋人に対して結婚を詰め寄るようになってしまいます。
詰め寄るとは、言葉で「いつ結婚する？」というだけではありません。
恋人が家に来るとき、あからさまに結婚情報雑誌「ゼ○シィ」を置いてみたり、デート先に結婚式場の見学を提案したり……。
恋人はきっと、「これ、結婚圧力？」と感じて身構えてしまうでしょう。
結婚を急かされているように感じ、逃げ出したくなる人もいるかもしれません。
恋人の仲を引き裂くことにつながってしまいかねないのが、「結婚を焦ること」なのです。
結婚することを“目標”にしない
30代になるととくに、「今年中に結婚する」といった、結婚を目標にする人が多くなります。
ですが、その考え方が、じつは結婚につながる恋を遠ざけているおそれがあります。
結婚というのは、あくまでも「恋の結果」です。
恋愛で大事なのは、相手のことを生涯の伴侶として愛し、信じ抜く気持ちを持ち合う絆を結ぶことです。
その絆を目に見える形にしようとするのが結婚。
恋をしたい人が一番に考えるべきこととは、じつはこの「絆を結ぶこと」なのです。
結婚にばかり目を向けて、恋人や異性の姿を見ることができていないのでは、幸せな恋はできません。
そのことを覚えておくだけで、自然と、あなたの結婚が近づいてくるでしょう。
