最近、時々見かける「自虐女」。
あなたの周りにもいませんか?
「ごめんね、オバサンが隣の席なんてねー! きゃーお肌ピチピチ!」
「そのことなら、こういう理由があるからだよー。無駄に歳食ってるから何でも聞いてね!」
なんて、言ってる人いませんか?
もしかして、あなたも言ってませんか?
自虐するのは良いのか悪いのか。
自虐女には2パターンいて。
一つは「私ってホントブスよね!」と言いながらも、加工バッチリキラキラにした自撮り画像をSNSにあげては、「綺麗!」「素敵!」という言葉を守らないと生きていけない「なんちゃって自虐女」。
もう一つが「本気で自分を自虐している自虐女」です。
今回は「本気で自分を自虐している自虐女」タイプについて掘り下げてみましょう。
そもそも自虐女ってどんな人?
本気で自分を自虐している自虐女の多くは未婚・恋人なし・アラサー以上です。
この人達は、みんなの会話の中に自分の自虐に繋がるネタを見つけるたびに、自虐ネタをぶっこんできます。
例えば、「休日は何してる?」という単純な質問。
普通の人なら、「あれこれしてる」と答えるところですが、ガチ自虐女は違います。
「私は○○してたわ、一人で~! あ、独り身長いから、お一人様得意なのよ~!」などと、自分の自虐ネタを放り込んでくるのです。
これが、結婚式の話題などになれば、もう「結婚できない自分って笑えるわ!」と自虐ネタが最高潮に達します。
彼女達には、年齢・プライベート・結婚の話は、自虐の引き金を引く大きな話題。
周りがそのことで笑ってくれるのを期待しているのです。
自虐女たちはどうして自虐するの?
では、自虐女たちはなぜ、自分がモテずリア充できず結婚できないという、痛い女の部分をアピールしようとするのでしょうか。
「かまって欲しい」「優しくして欲しい」という気持ちもなきにしもあらずですが、それ以上に「卑下することで、他人に見下されるより前に先手を打って、痛い想いをする自分を守ろうとしている」のです。
自虐する女性は、他の人に比べて一般常識「なんとかしているべき」ということに強くこだわる傾向があります。
彼女達にとってみれば「適齢期になったなら、恋人がいてしかるべき、結婚していてしかるべき」なのです。
それに加えて、彼女たちは若い頃に今の自分のような立場の人たちを「30歳を過ぎても結婚できないなんて何か問題あるからね~」などと、無邪気に笑っていた経験を持っています。
当時、無邪気だったのは、自分には関係ないと想っていたから。
ところが、いざ自分が30歳を過ぎて独身恋人なしという現実が突きつけられてしまい、うまく受け入れることができないのです。
そうなると、
「昔笑っていた人に自分がなっている」
イコール
「周りは自分のことを見下して笑っているに違いない」
「勘違いしている痛い女だと思われたくない」
などという想いが悶々と湧いてきて、「他人に笑われる前に、自分から自分を笑ってしまえ」という形になるのです。
自虐女たちをどうすればいい?
こんな自虐女が同じ部署にいようものなら、どうすれば良いのでしょうか?
一番ベストなのは「ぬるいフォロー」。
「そんなことないですよ~大丈夫ですよ~あははは~」というぬる~い返事。
ほとんどの人がこの返事をしているといっても過言ではないでしょう。
なぜなら、自虐女たちの発言を肯定すれば、相手に物凄いダメージを与える上に自分が悪者になってしまうから。
それに、必死に否定するのも一度や二度ならまだしも、彼女達の日々続く自虐ネタのオンパレードにすべて付き合っていては、こちらの精神がすり減ってしまいます。
ですから、ぬるいフォローが一番エネルギーを使わないで、平穏に済ませることができる策です。
あなたも、同じように自分の立場を卑下して、痛い自虐女になっていませんか?
この人たちが根本的にそのことから脱する方法は、自分で自分が自虐女として痛い立場にいるのだということを自覚すること。
そして、もしも自虐女が身近にいるのであれば、暖かい目で見て、疲れた時は適度に距離をとり、彼女達が自分で自分のことを許す日がくるよう見守りましょう。