これまでの経験やルールに縛られてしまい、柔軟な対応ができない……。
そんな人のことを、周囲は「融通が利かない」「頭が固い人」とネガティブな評価をするものです。
真面目さがあることは、決して悪くありません。
しかし、その場に合わせた判断ができないとなると、周りと衝突したり、生きづらさを感じたりするでしょう。
今回は、自分でも頭が固いと悩んでいる人に向けて、どうすれば柔軟に考えられるようになるのかをお話していきます。
頭が固い人に共通する3つのこと
まずは改めて、頭の固い人とはどういった人物なのか見ていきます。
当てはまる項目が多いほど、頭が固い傾向がありそうです。
頭が固い人は自分なりのルールを崩すのが難しい
頭が固い人が他人と衝突する理由は、大半が、自分の中にあるルール(規則)やルーティンを崩すことができないというもの。
そのルールのほとんどは正しいものだからこそ、自分の中にある正義に反すると、破ることができないのです。
頭が固い人は自分に厳しい完璧主義者の傾向アリ
頭が固い人はまじめで責任感の強い人が多いもの。
自分に厳しく、完璧でありたい気持ちが人一倍強い傾向でしょう。
「こういうときは●●をするべき」「××以外は考えられない」と、自分なりの正解を持ち、ときには他人にも同じ回答を望みます。
頭が固い人は決まった場所で買い物や食事を好む傾向アリ
頭が固い人は予想外の出来事が苦手。
いつも同じショップで買い物をしたり、行きつけの店で食事をしたりすることを好みます。
他の店には極力行かないと決めているため、周囲を振り回してしまうこともあるでしょう。
頭が固い人が陥りがちな心理
多くの頭が固い人は、臨機応変な対応ができない自分に気づいています。
それでもなぜ改められないのかというと、下記のような心理が働いているからです。
- 思い込みが強い(ルールは絶対に守るべき! など)
- 良いことでも悪いことでも変化が苦手
- 失敗している自分を見たくない
実際に社会で「絶対に●●でなければならない」といった厳しいルールは、限られた事柄だけであるケースが非常に多いでしょう。
「●●が難しいのならば、××でも構わない」といった代替えできることもあるのですが、頭の固い人はそれを考えられないのです。
また、頭が固い人は前例のないことをするのが苦手で、失敗している自分を見たくない……という気持ちが強く働きます。
臨機応変さってどうすれば身につく? 頭を柔軟にするコツ
それでは実際にどうすれば柔軟な人になれるのでしょうか?
ここでは3つのコツを紹介します。
1.「これでいいか」と言葉に出す
疲れたときには「これでいいか」「まぁいいか」と言葉にしてください。
そうすることでだんだんと柔軟な考え方が身についていきますよ。
2.できる人に打ち明け話をする
悩んだ時には信頼できる人に自分のネガティブな感情も含めて、相談をしてください。
そうすることで他人を受け入れる柔軟さが身につきやすいでしょう。
3.身体を動かす時間を作る
融通の利かない考え方になっていると感じたときには、気分転換をしましょう。
好きな趣味でもいいですが、おすすめなのは運動。
有酸素運動をすれば、心も身体もスッキリしますよ。
少し頭を柔らかくすれば、もっと自由に生きやすくなる
自分でも頭が固いなと思う人は非常にまじめで、毎日を懸命に生きている人です。
そのため、知らないあいだにストレスを溜めているかもしれません。
あまりにも高い理想や自分を追い込むほどの厳しいルールは一度手放して、肩の力を抜いて生活をするところからスタートしましょう。
そうすることで、毎日が楽しく生きやすくなるはずです。